「Webライターのバイトってどんな仕事をするのかな?」
「Webライターのバイトは、どのくらいの収入を得られるのだろう?」
Webライターの仕事はCrowdWorksやLancersといったクラウドソーシングサービスを通して携わるイメージがあったけど、バイトでも携われる機会があると知ったとき、このような疑問を持った方も多いのではないでしょうか。
私も、かつてはWebライターの仕事はクラウドソーシングサービスから獲得するのが主流だと思っていたのですが、後になってWebライターのバイトがあることを知りました。
「クラウドソーシングでもバイトでも同じような仕事内容であれば、バイトの方が安定した収入を得られそう」と感じ、実際に携わったことがあります。
後述しますが、私が携わったWebライターのバイトの場合、クラウドソーシングサービスで引き受けていたWebライティングの仕事内容と大きな差はありませんでした。
- トレンド記事
- 商品の紹介&レビュー記事
- イベントレポート
- SEO記事
- トレンド記事
- 商品の紹介&レビュー記事
- SEO記事
収入に関しては、
- どのくらい稼働するか
- どのくらい仕事を引き受けるか
によって変わるため、どちらの方が収入を得られるかは断言できませんが、目安としては以下のようになるのでは?と思います。
- バイト…約15万円~(週5日・フルタイムで勤務した場合)
- クラウドソーシング…約10万円~(継続案件や高単価案件をコンスタントに受注できた場合)
ただ、私の個人的な見解になりますが、Webライターのバイトを探す前に以下のことをやっておかないと、ミスマッチが生じる恐れがあるなと感じます。
- Webライターのバイトでやってみたいことを明確にする
- 自分がWebライターのバイトに向いているかを見極める
今回は、Webライターのバイトに関する以下のことを私の体験談を踏まえながら紹介したいと思います。
- Webライターのバイトの仕事内容
- Webライターのバイトで得られる収入
- 私がWebライターのバイトで得たスキル
- 私が思うWebライターのバイトを始める前にやっておくべきこと
- Webライターのバイトの始め方
この記事が、Webライターのバイトに興味がある方の参考になれば幸いです!
Webライターのバイトってどんな仕事?
Webライターのバイトの仕事は、携わるWebメディアによって変わってくると思います。
たとえば、
- 広告収入を目的としたWebメディア
→ トレンドといった多くの人が興味を持ちそうな記事を執筆 - オウンドメディア
→ SEO記事を執筆
といった具合です。
私が携わったWebメディアでは、
- 主に広告料で収入を得る
- 潜在顧客を発掘する
といった目的と方向性を掲げていたため、以下4つが主な仕事内容でした。
- メディアのターゲットが興味ありそうなトレンド記事
- メディアのターゲットが興味ありそうな商品の紹介&レビュー記事
- メディアのターゲットが興味ありそうなイベントレポートの執筆
- メディアのターゲットが検索しそうなキーワードを考慮したSEO記事の執筆
具体的携わった仕事は、以下の通りです。
- ニュースやPR TIMESなどを参考にトレンドを探して執筆
- 実際に商品を使い、使用感やメリット・デメリットといった情報を得て執筆
- イベントに参加して、雰囲気や最も伝えたいことなどの情報を得て執筆
- SEOコンサルティング会社が提供する構成案や情報源をもとに執筆
私の場合、Webライターのバイトの仕事は、クラウドソーシングサービスで引き受けていた仕事と大きな差はありませんでした。
初めて携わったのは、イベントレポートの執筆くらいです。
Webライターのバイトは原稿の執筆以外の仕事もある
Webライターのバイトの中には、原稿の執筆以外の業務もあると考えられます。
たとえば、記事のネタ出し(企画)や画像の編集作業といった業務です。
私の場合、執筆に加えて画像の編集作業に関わっていました。
Webライターのバイトのシフト・1日のスケジュールは?
Webライターのバイトの拘束時間や勤務日は、企業によって異なると思います。
私の場合は、10時 ~ 19時の中で1日4時間以上、週3日以上の労働条件のもとに勤務していました。
勤務時間と勤務日は基本的に自由だったので、融通が利いて仕事しやすかったです。
ただ、企業によっては社員さんと同じように1日フルで働いたり、週4日などほぼ毎日出勤したりすることを求められることもあるようです。
1日のスケジュールは、だいたいこんな感じでした。
10:15 ミーティング(担当記事の確認など)
10:20 担当記事の執筆
12:30 お昼休憩
13:00 担当記事の執筆/イベントの取材など
18:00 退勤
残業についても、企業によってあるか・ないかは変わってくると思います。
私の場合は、幸いなことに残業はありませんでした。
Webライターのバイトで得られる収入はどのくらい?
Webライターのバイトで得られる収入に関しては、
- 時給
- 1カ月に働く時間と日数
によって変わってくると思います。
時給に関しては、求人情報を見ると時給1,000円 ~ 2,000円の間で設定されていることが多いように感じます。私の場合は、時給1,200円でした。
ほぼ毎日出勤で、1日フルで働くことを求められている場合は月15万円以上の収入を得られると思います。
時給1,200円 × 7時間 = 8,400円/1日
日給8,400円 × 週5日 = 42,000円/一週間
42,000円 × 4週 = 168,000円/1カ月
時給が上がればさらなる収入アップも見込めて、月20万円程度、あるいはそれ以上の収入を得られるかもしれません。
クラウドソーシングサービスで得たWebライターの仕事との収入の差は?
クラウドソーシングサービスで獲得したWebライターの仕事の場合は、
- 1記事あたり/1記事の文字数で換算された報酬
- 1カ月に引き受けた記事数
によって、その月の収入が決まることが多いです。
継続案件、あるいは単価の高い案件をコンスタントに引き受けられればバイトのように安定した収入を得られると思います。
たとえば、1文字2円・5,000文字の記事を1カ月で10本引き受けた場合は、 100,000円/1カ月の計算になります。
しかし、
- クライアントの都合で発注がこなくなる
- 記事の単価が低い上に発注数が少ない
という状況に直面した場合、バイトと同じくらいの収入を毎月安定的に得るのは難しい気がします。
安定した収入を求めるのであれば、Webライターのバイトをした方が良いかもしれません。
Webライターのバイトは未経験・初心者でもできる?
「Webライターのバイトが未経験・初心者でもできるか?」は、企業によって異なると思います。
求人情報に掲載されている応募条件や求めるスキルを見れば、Webライティング未経験・初心者でもできるかどうかが分かります。
私が携わったバイトは、Webライティング未経験・初心者でもOKでした。
ただ、Webライティング未経験・初心者でもOKであっても、以下のような知識やスキルがあると良いかもしれないと、バイトを経験して感じました。
- 何かしらのライティング経験
- SEO記事の執筆経験
- CMS(Wordpressなど)の入稿作業
- HTMLの基礎知識
もちろん、これらの知識やスキルを絶対持っていなくてはならないというわけではありません。
しかし、ある程度上記のスキルがあると、
- 業務をスムーズに覚えられる
- 仕事の幅が広がる
といったメリットを得られる気がします。
私がWebライターのバイトで得られたスキル
私の場合になりますが、Webライターのバイトを通してこのようなスキルを得られました。
- 記事を早く執筆するスキル
- ターゲットが好む文章表現のスキル
記事を早く執筆するスキル
Webライターのバイトを通して、記事を早く執筆するスキルは身に付いたかなと思います。
関わっていたWebメディアは広告収入を目的としていたため、多くの記事を執筆することが求められていたこともありますが、
- 1日で対応すべき記事数の目標が割り振られていた
- 1日で実際に執筆した記事を報告する必要があった
というように、会社に属するバイトならではの業務ルールがあったため、「記事をスピーディーに書かなければならない!」という意識に自然となれた気がします。
もちろん、Webライティングの仕事全てが記事を早く書かなければならないわけではありません。
しかし、私が関わっていたWebメディアのように、携わるWebメディアの性質によっては、早く記事を書けるとその分貢献できるのではないかなと思います。
ターゲットが好む文章表現のスキル
Webメディアのターゲットが好む文章表現を身に付けられたと思います。
私が携わっていたメディアの場合、ターゲットは「30歳前後・既婚の女性」でした。
これまでも女性向けのメディアで記事を執筆した経験はあったのですが、ターゲットの年齢層が広かったので、どの年齢にも受け入れられやすい「です・ます」調で文章を書くことが求められていました。
しかし、バイトで関わったWebメディアは「30歳前後・既婚の女性」というピンポイントなターゲットだったので、そのターゲットが特に好む文章表現を学べました。
特定のターゲットに向けた記事執筆の経験があると、今後引き受けられる仕事の幅も広がるのではないかなと思います。
私が思うWebライターのバイトを探すときにやっておくべきこと
Webライターのバイトで私は、
- 安定した収入
- メディアの特性に沿ったWebライティングスキル
を得られたのですが、実際に携わっていく中で「Webライターのバイトを探すときにやっておくべきだな…」と感じたことがあるので書いておきたいなと思います。それが、以下の2つです。
- Webライターのバイトでやってみたいことを明確にする
- 自分がWebライターのバイトに向いているかを見極める
Webライターのバイトでやってみたいことを明確にする
「Webライターのバイトってどんな仕事?」で説明した通り、Webライターのバイトには色々な仕事があります。
Webライターのバイトを探す前に、
- どのようなメディアで執筆してみたいか?
→ オウンドメディアなのか?トレンド系メディアなのか? など - どのような人をターゲットにした記事を書いてみたいか?
→ 自分と同じくらいの年齢・性別・境遇にいる人なのか? など - どのような種類の記事を書いてみたいか?
→ SEO記事なのか?トレンド記事なのか?取材記事なのか? など
といった目的を細かく明確にしておくと良いと感じました。
「安定した収入を得たい」ということを目的にして、Webライターのバイトを始めるのも悪くはありません。
しかし、収入だけでWebライターのバイトを選んで始めてしまうと、思っていた仕事内容と違うことに気づいてミスマッチが生じる恐れがあります。
私がWebライターのバイトを辞めた理由の1つにミスマッチがあります。
Webライターのバイトを探し始めたのは、
- 自分と同じくらいの年齢と境遇にいる女性をターゲットにしたメディアで記事を書いてみたい
- 色々な種類の記事執筆に関わってみたい
- 安定した収入を得たい
の3つが目的だったのですが、実際は「安定した収入を得られる」ことを主軸に探してしまっていました。
Webライターのバイトを探し始めたきっかけが、継続案件がクライアント都合でなくなってしまったことだったので、安定的な収入を得られないことに焦りを感じてしまったのです。
もちろん、1や2の目的も果たせることも重要視してWebライターの仕事を探しました。
その目的にマッチするメディアのWebライターのバイトの求人を見つけて応募したところ、バイトできることになったものの、「執筆してみたい記事の種類」までは明確にしていなかったため、実際に仕事をしてみると苦手な種類の記事執筆に関わることが多々あり…。
「色々な種類の記事執筆に関わってみたい」とざっくりした目的ではなく、「執筆してみたい記事の種類」を明確にしてバイトを探していれば、ミスマッチは起こらなかったのでは?と思っています。
Webライターのバイトは、得られる収入はもちろんですが、
- 携わってみたいメディアの特性
- 執筆してみたい記事の種類
などを明確にしてから探すと良いかもしれません。
自分がWebライターのバイトに向いているかを見極める
「そもそも自分がWebライターのバイトに向いているか?」を見極めることも重要だと感じます。
バイトは正規社員ではないものの、会社という組織に属して働くことになります。
組織に属して働くことが苦手であれば、バイトは向いていないかもしれません。
私の場合、まさにこのタイプだったので、バイトとして入社して間もなく「やっぱり会社に属して働くことは向いていない…」と実感することに。
ではなぜ、会社に属して働くのが苦手なのにWebライターのバイトを始めたかというと、「Webライターのバイトでやってみたいことを明確にする」でも説明した通り、安定した収入を求めたからでした。
収入を考えることは大切ですが、自分がどのような働き方が向いているかを知り、それに合う働き方をしないと、いくら安定した収入を得られても長く働くことは難しいと思います。
Webライターのバイトの始め方
Webライターのバイトは、他の仕事のバイトと同じステップで始められます。
- バイト求人サイトでWebライターのバイトの仕事を探す
- 求人に応募する
- 面接を受ける
バイト求人サイトでWebライターのバイトの仕事を探す
Webライターのバイトは、アルバイトの求人サイトで見つけることができます。
私は、主に以下のサイトで探しました。
- マイナビバイト
- バイトル
- Indeed
アルバイトの求人サイトは他にもありますが、上記のサイトは他の求人サイトと比べるとWebライターのバイトの求人数が多かったように思います。
求人サイトは、同時進行でいくつか見てみると良いです。
「このサイトには求人がなかったけど、あのサイトには応募してみたい求人があった」ということもあります。
求人に応募する
興味の沸いた求人が見つかったら、応募します。
応募するときは、企業によりますが過去に執筆した記事などポートフォリオの提出を求められることがあります。
未経験可能な求人であれば、実績がなくても問題ないでしょう。
私が携わったWebライターのバイトは未経験でも問題ありませんでしたが、応募時点でWebライター経験があったことから2記事ほど提出を求められました。
面接を受ける
応募して企業から面接の案内がきたら、面接を受けに行きます。
面接の内容は企業によるので、どんなことを訊かれるのかは断言できないのですが、私の場合以下のことを訊かれました(うろ覚えですが…)。
- なぜこの仕事に応募したのか?(これはどの企業でも訊かれることだと思います)
- 携わるメディアのことを知っているか?
- 入社した場合、メディアでどのような記事を書きたいか?
- 1日のどのくらい執筆できるか?
- 1時間で何文字執筆できるか?
- 他に応募しているバイトはあるか?
面接では、メディアのターゲットや発信している記事、今後の展開などメディアの特性や方向性の説明もありました。
面接のときに、
- 自分が携わってみたいメディアか?
- 執筆してみたい記事に携われそうか?
を見極めると良いと思います。
まとめ
Webライターの仕事は、クラウドソーシングサービスからの受注だけでなく、バイトでも携わることができます。
企業によっては未経験でも携われることもあるため、実務経験がなくてもチャレンジできるでしょう。
収入は時給と1カ月に働く日数によりますが、安定した収入を得られるため、フルタイムで働けば生活に困らないほどの収入を得られると思います。
Webライターのバイトは、一般的なアルバイトと同じようにバイトの求人サイトに掲載されていることが多いため、比較的苦労なく探せます。
ただ、Webライターのバイトを探すときは、ミスマッチを防ぐためにも
- Webライターのバイトでやってみたいことを明確にする
- 自分がWebライターのバイトに向いているかを見極める
をやっておくと良いと思います。
ぜひ自分に合うWebライターのバイトを見つけてくださいね!